自作メタルジグを作ってみよう!”鋳造”

前回、鉛を溶かし込むメタルジグの型を作りました!自作メタルジグを作ってみよう!”メタルジグ型作り”

今回はその型に溶けた鉛を流し込み、メタルジグを作っていきます!

メタルジグ鋳造

遂に自作メタルジグを形にする時が来ました!

メタルジグの鋳造にはいろんな機材や道具を使います。

代用出来る物もありますが、ここでは僕の鋳造工程を紹介します。

鋳造工程には高温の鉛に触れたり、溶けた鉛から有毒ガスが出たり危険な作業です。保護具を着用し、のんびりとやりましょう!

 

鉛を溶かす溶解炉

鉛を溶かすのに用意した機材はリープロダクションポットです。

ポットの中に鉛のインゴットを入れ溶かし、レバーを上げれば下の弁から溶けた鉛が流れ出て来る優れものです!

自宅でメタルジグを作るのに適している機材だと思います。

しかし…

作ったメタルジグ型の方が大きくて、ポットの下に収まらない…

ポットの下から鉛が出て来るので、どうにかメタルジグ型をポット下に納めないといけません!

っということで少し改造します!!

台座を外します。4本の六角ビスで止まっているだけです…

ただ六角のサイズが特殊で1/4サイズです。おそらく一般家庭にはないサイズだと思われます。

メタルジグ型の横幅が入るようにマーキングした部分を切り落とします。

家の外でサンダー使って切ってきました!

あとは元通りに組み立てて完成!!

台座の下にライナーを入れ、かさ上げして使おうと思います。

 

メタルジグの鉛

そしてメタルジグの材料が鉛です!

鉛にもいろんな種類があるみたいで柔らかい物とか硬い物とか…重さも多少変わるみたいです!

いろいろ調べているうちに見つけた鉛がメタルジグに適していたので紹介します。

メタルジグ作るならこの鉛で問題ありません!

1㎏1000円ってところです…200gのメタルジグの鉛の材料費200円!!

これだけ見ると安いような気がしますね!でも後に、既製品を買った方が安くつくなんて思いもします!(笑)

そのままだとポットに入らないので鉄用のノコギリで3分割にして一個ずつ使います。

 

ステンレス線の加工

メタルジグのフロント&リアのアイになる部分をステンレス線をループプライヤーを使って曲げ加工していきます!

ステンレス線も種類がいろいろありましたが、ここではルアー専用の硬質ステンレス線を使用しています!太さは1.2㎜です。

メタルジグ型に合わせて加工します!

フロント&リアを分割して作るのもいいのですが、一本物の方が型の中で安定するし実釣での感度も良いと思うので僕は一本物を採用しています。

ただ一本物のアイには鋳造時にデメリットがあります。

耐熱シリコン型は熱膨張するため、せっかく加工したステンレス線のサイズが合わなくなってきます…

熱膨張対策として連続で鋳造せず耐熱シリコン型を休ませながらのんびりと鋳造しています。一つの耐熱シリコン型で作るメタルジグは3個ぐらいでやめています。

要は、のんびりやるかメタルジグ型をたくさん作るしか熱膨張対策はありません!

それでも一度に耐熱シリコン型でたくさんメタルジグを作りたい方はアイを分割したほうがいいと思います!できたメタルジグの重さは不揃いになると思いますが…

なので、マイペースで鋳造する僕のスタイルではアイを必要な分だけ一本物で加工して準備しておきます。

ステンレス線の加工は専用工具で簡単に綺麗に加工出来ます!やっているうちにコツがわかると思います!

 

鋳造開始!

必ず風通しが良いところで鋳造して下さい!僕は青空鋳造です!!

リープロダクションポットをフルパワーにして鉛を溶かしていきます!それだけだと鉛が中々溶けないので、ガスバーナーで上から熱してあげると簡単に溶けます!

鉛が解けたら、メタルジグ型にシッカロールを塗します。

シッカロールは耐熱シリコン型の保護に役立ちます。鉛を流し込む度に塗します。

一回目は鉛を捨て打ちしてメタルジグ型を温めます!型が冷えた状態だと鉛が綺麗に入らないことがあります。
捨て打ちした鉛はまた溶かして使うので、加工してステンレス線のアイは一回目は入れません。
メタルジグ型を同型の板で挟み万力クランプなどで固定します。

かさ上げしたポットの下にメタルジグ型をセットしレバーを上げ一気に鉛を流し込みます。

満タンまで鉛が入ったら暫し待ちます…

1分もすれば取り出せるくらいまで固まります。

さぁどうかな?

うん、まぁまぁかな?初めてなので正解がわかりません…(笑)

2回目からが本番です!!

  1. 温まったメタルジグ型にシッカロールを塗す。
  2. ステンレス線を加工したアイを型にセット。
  3. 板で型を挟みクランプなどで固定。
  4. 鉛を一気に流し込ます。
  5. 1分ほど待って完成!!

この時作った4つが初めての自作メタルジグになります!

耐熱シリコン型の熱膨張に悩まされてドタバタしましたが、なんとか形にはなりました!!

 

まだこれから、今回作ったのはベース…

バルサ材で作ったマスターと同じ形で鉛を形成することに成功しました!

注ぎ口の余分な鉛やバリを取り除き…

…感動です!メタルジグです!!(笑)

しかし、まだ終わりではありません!今回鋳造した物はあくまでもベースです!

更にこの鉛でできたベースを削り込んで理想の形、重さに微調整して本物のマスターを製作し新たに型取りをします!

今回、目標に製作しているメタルジグの重さは180g~220gです。

削りしろがあるように今回のベースは少し大きい目になるように狙ってます!

予想は250gってところかな…

おえっ。297gって…削りしろしかねぇわ!!

僕の作り方でバルサ材:鉛の比重は7:297になりました…

 

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